泌尿器科

泌尿器科

排尿症状でお越しの患者様へ

慢性的な排尿困難、頻尿、尿漏れでお悩みの方はこの排尿記録をご利用下さい。ご自分の排尿状態がよく把握できます。

排尿症状でお越しの患者様へ

膀胱炎

女性に多い疾患です。女性は尿道が短く膣や肛門に近く開口しているため、尿を我慢した時などにその付近の細菌が膀胱に侵入して繁殖する事により発症します。排尿痛、頻尿、残尿感などが主な症状で血尿となる場合もあります。発熱はありません。発熱と腰痛がある場合には炎症が腎臓まで広がり腎盂腎炎を起こしている事が考えられます。

過活動膀胱

尿失禁は社会生活を大きく障害する症状ですが、失禁に至らなくても頻尿(おしっこの回数が多い)と尿意切迫感(我慢できないほど強い尿意が急に起こること)は日常生活を煩わされるやっかいな症状です。

過活動膀胱チェックシート(女性の方へ)

□ 尿をする回数が多い
□ 夜寝てから朝起きるまでに、尿をするため起きることがある
□ 急に尿がしたくなって、我慢が難しいことがある(一週間に一回以上)
□ 我慢ができずに尿をもらすことがある

のうち2つ以上チェックの入る方は過活動膀胱の可能性があります。
お薬で改善する方がほとんどですのでお気軽にご相談下さい。

血尿

これは、病気の名前ではなく、病気の一症状です。さまざまな原因で血尿となります。
血尿の程度や性状である程度の区別はつきますが、大きく分けると以下のようになります。

・ほかに症状を持たない無症候性血尿を起こす尿路上皮癌(腎盂癌、尿管癌、膀胱癌など)
・痛みを伴う結石(腎結石、尿管結石など)
・尿路の感染を伴う尿路感染症(膀胱炎、腎盂炎、前立腺炎)
・原因のわからない腎からの特発性腎出血
・内科的疾患として糸球体腎炎や高血圧、糖尿病など腎に障害をあたえる生活習慣病が原因となる場合もあります。

前立腺肥大症

膀胱の下にある前立腺が肥大して、尿道を圧迫し、排尿障害を起こす病気です。症状は次に人によってさまざまです。健康なときには、無意識に済ませている排尿がスムーズにいかなくなることで、日常生活に大きな支障をきたします。

主な症状

  1. 排尿後、まだ尿が残っている感じがする(残尿感)
  2. トイレが近い(頻尿)
  3. 尿が途中で途切れる(尿線途絶)
  4. 急に、尿意をもよおし、もれそうで我慢できない(尿意切迫感)
  5. 尿の勢いが弱い(尿勢低下)
  6. おなかに力を入れないと尿が出ない(腹圧排尿)
  7. 夜中に何度もトイレに起きる(夜間頻尿)

前立腺肥大症チェックシート(男性の方へ)

□ トイレが非常に近くなった
□ トイレに行った後、すぐにまた行きたくなる
□ 夜間に何度もトイレに起きる
□ 急いでトイレに行かないと漏れそうになる
□ 尿意をもよおしてトイレに立っても尿がなかなか出てこない
□ 排尿をする時に息まないとなかなか排尿できない
□ 排尿の途中で尿がとぎれてしまう
□ 排尿の最後にチョロチョロと尿が出て尿ギレが悪い
□ ズボンにしまった後にチョロチョロと尿が出てズボンを汚してしまう

のうち3つ以上チェックの入る方は前立腺肥大症の可能性があります。
お薬で改善する方がほとんどですのでお気軽にご相談下さい。

前立腺癌

前立腺癌は高齢者に多い,日本でも増加している疾患です。以前は下部尿路症状を契機に発見されることが多かったが、最近では前立腺特異抗原(PSA)と検診の普及により無症状の患者が増加しています。

前立腺炎

前立腺炎とは、文字のごとく前立腺の炎症ですが前立腺肥大や前立腺癌と違って、10代後半から、あらゆる年代層に起きます。前立腺炎に急性前立腺炎と慢性前立腺炎の2つがありますが、全く症状が違います。

原因はハッキリしないことが多いのですが、慢性前立腺炎は急性前立腺炎から移行するというよりは、尿道炎や精巣上体炎の放置および不完全な治療が原因になっているようです。細菌の種類も違うようで、急性前立腺炎は大腸菌が多く、慢性前立腺炎はクラミジアや弱毒性の細菌が多いようです。

性病

性行為からうつる性病(性感染症)は様々なものがありますが、泌尿器科を受診される性病としてはクラミジア感染症、淋病を中心とする尿道炎、陰茎にいぼができる尖圭コンジローマと陰茎(特に亀頭)を中心にただれる性器ヘルペスだと思います。

尿道炎

性行為から1-2週間で排尿時に痛みが起きたり、尿道から膿が出てきて下着を汚すという症状が起きます。起因菌によりクラミジア感染症といったり淋病といったりします。もちろん症状も異なり、軽い排尿時痛あるいは排尿時不快感をおこす場合クラミジアが疑われますし、かなり痛む場合、淋病が疑われます。また、同時感染の場合も少なからずあります。淋菌・クラミジア同時核酸測定法は、淋菌およびクラミジア・トラコマチス同時核酸増幅同定精密検査 アプティマ Combo 2 クラミジア/ゴノレア =TMA法でございます。

尖圭コンジローマ

亀頭や包皮にぎざぎざのいぼができます。悪性腫瘍の場合もあるので区別が必要です。コンジローマに対する初めての塗り薬「ベセルナ(イミキモド)クリーム」処方しています。

性器ヘルペス

亀頭や包皮にぴりぴりとした小さな水泡や潰瘍状の発疹ができ、浸出液で下着が汚れたりします。再発性性器ヘルペスにバルトレックスございます。

梅毒

「梅毒の流行に関する注意喚起について」 として梅毒患者数の急な増加が日本性感染症学会から2016年4月1日発表されています。
梅毒の初期症状としては症状として陰部に痛みのない潰瘍が現れますが、進行症状は多彩であり、病期によって異なることから、患者はいろいろな主訴でいろいろな診療科を受診する可能性があります。また、血清反応で感染が見つかる無症候性梅毒も増加しています。各病期で適切な診断により早期治療を施し完治させることが重要であり、そのことが感染拡大を食い止めることに繋がります。 
増加傾向は学会の注意喚起後も続いているためここに報告しておきます。

梅毒

夜尿症・遺尿症

5歳以上の子供で週2回以上のおねしょがある場合、眠っていて無意識のうちに排尿してしまうものを夜尿症(遺尿症)と呼びます。
もう少し正確に言うと遺尿症(enuresis)とは、無意識下に膀胱尿が自然排尿と同じメカニズムで排出される状態をいいます。夜尿は、夜間に作られる尿量が、寝ている時に膀胱に最大限にためられる尿量を越えた場合に起こります。
一般的には就寝中に生じることがほとんどであるため夜尿症といいますが、昼間に出現する場合もあります。

夜間頻尿の方へ

夜間頻尿は、多くの場合、生活習慣を変えることで改善します。
主な注意事項をまとめましたので、下記のようなことを心がけて生活しましょう。

①水分を控えましょう
脱水症は脳梗塞の発症または悪化の危険因子です。しかし、過度の飲水は尿量を増加させることにより排尿回数の増加を引き起こしてしまいます。適切な1日の飲水量は体重1kgあたり20ml~25mlとされています。(体重60kgの人で一日あたり1200ml~1500mlです。ただし、暑さや運動などで発汗が多い時にはそれに応じた充分な飲水量が必要です。)過剰に水分を取らないように気をつけましょう。
暗くなってからの水分の取り過ぎは夜間頻尿の原因になります。

②アルコールは控えましょう

③カフェインは控えましょう
アルコール・カフェインは利尿作用があり夜間頻尿の原因の一つです。

④夕方に適度な運動をしましょう
夕方または夜間における適度な運動(散歩、ダンベル体操、スクワットなど30分程度)は、体内(特に下肢)に貯留した水分を、運動によるポンプ作用で血管内に戻し、入眠前の尿量を増やし、夜間頻尿を改善させる効果があります。
また、汗として体外に水分を排出するので夜間尿量が減少します。
さらに、ストレス解消など安眠効果もあります。

ED(勃起不全)

治療薬シアリス(20mg)錠・バイアグラ(50mg)錠・レビトラ(10mg)錠、などがあります。これらの薬はいずれも保険適応外のため健康保険証は必要ありませんが、国内で購入する場合は泌尿器科や内科など必ず医療機関を通して購入してください。

ED薬使用に当たっては、既往症、健康状態(健診結果など)、体調を勘案する必要があります。お気軽にご質問ください。

シルデナフィルを採用いたしました。

ED(勃起不全)

シルデナフィルは、ファイザーが開発した”バイアグラ”のジェネリック医薬品(後発医薬品)で、厚生労働省の承認を受けたED(勃起不全)治療薬です。

バイアグラと同一成分を含有し、同一の効果があります。禁忌や副作用も同じですのでご注意下さい。
※なお、バイアグラ50mgも従来通りに投与継続いたします。

料金


シルデナフィル(50mg)
バイアグラ(50mg)錠
レビトラ(20mg)錠 シアリス(20mg)錠
初診料 2,500円 2,500円 2,500円
2,500円
再診料 1,000円
1,000円 1,000円
1,000円
1錠宛 900円 1,300円 1,500円 1,900円

副作用とリスクなど

これらED薬との併用禁忌薬には硝酸剤及び一酸化窒素供与剤(ニトログリセリン、亜硝酸アミル、硝酸イソソルビド等)、アミオダロン塩酸塩 (アンカロン錠)、sGC刺激剤リオシグアト(アデムパス)があります。

バイアグラ、シルデナフィルは、ED剤成分に対し過敏症の既往歴のある患者、心血管系障害を有するなど性行為が不適当と考えられる患者、重度の肝機能障害のある患者、低血圧の患者(血圧<90/50mmHg)又は治療による管理がなされていない高血圧の患者(安静時収縮期血圧>170mmHg又は安静時拡張期血圧>100mmHg)、脳梗塞・脳出血や心筋梗塞の既往歴が最近6ヵ月以内にある患者、網膜色素変性症患者は使用禁忌です。

レビトラは上記に加えて、QT延長症候群患者、不安定狭心症患者、クラスIAまたはクラスⅢの抗不整脈薬、リトナビル、インジナビル、ケトコナゾール、イトラコナゾールなど併用禁忌薬を内服している患者も使用禁忌です。

シアリスは不安定狭心症のある患者又は性交中に狭心症を発現したことのある患者は使用禁忌、心筋梗塞既往は最近3ヶ月以内の患者が使用禁忌とされます。

ED薬の副作用には、めまい、顔のほてり、頭痛があます。症例数は少ないですが持続勃起症、突発性難聴、狭心症など発症する可能性があるということは知っておくべきでしょう。
なんらかの症状が現れた場合には、速やかに医師に相談なさってください。

バイアグラ、シルデナフィルは食事の影響を受けやすいという欠点があり、服用の際は食事と性行為のタイミングを考えなければなりません。
シアリス、レビトラは食事の影響を受けにくいとされます。