高血圧
高血圧自体の自覚症状は何もないことが多いが、虚血性心疾患、脳卒中、腎不全などをひきおこすことがあります。
高脂血症
高脂肪血症とは、血液中のコレステロールや中性脂肪が増加した状態です。コレステ ロールは、ホルモンの材料になったり、細胞膜を作る、脂肪の吸収を助ける、といった働 きがあり、中性脂肪はエネルギー源として働きますが、過剰になるとからだに障害をもたらします。糖尿病と同様に自覚症状に乏しく、動脈硬化によって重篤な病気を引き起こすのが特徴です。現在患者数は約700万人いるといわれており、増加傾向にあります。
糖尿病
糖質(血糖)を調節するインスリンというホルモン(膵臓から分泌される)が不足したり、作用が不十分なために常に血糖が高い状態になっている病気です。自覚症状に乏しく、重篤な合併症を引き起こす特徴があります。現在患者数は約700万人いるといわれており、増加傾向にあります。
動脈硬化
動脈の弾力性が失われて硬くなったり、内部にさまざまな物質が沈着して血管の通り道が狭くなったり(狭窄)、詰ったり(閉塞)、あるいは動脈壁が部分的に「こぶ」のように拡張(動脈瘤)したり、動脈全体が拡張したり(拡張症)、内膜に亀裂が入り中膜が裂けたり(解離)、破裂(出血)することにより、組織や臓器全体に血行障害を起こす病気を総称して動脈硬化性疾患と言います。
肥満症や高血圧、高脂血症、糖尿病などの生活習慣病は、それぞれが独立した別の病気ではなく、肥満ー特に内臓に脂肪が蓄積した肥満(内臓脂肪型肥満といいます)ーが原因であることがわかってきました。
このように、内臓脂肪型肥満によって、さまざまな病気が引き起こされやすくなった状態を『メタボリックシンドローム』といい、治療の対象として考えられるようになってきました。
この聞きなれない健診は、俗にメタボ健診とも呼ばれています。メタボリックシンドロームに当てはまる国民、およびその予備軍を発見し、生活習慣を改善させる保健指導を行って、糖尿病、高血圧、高脂血症を未然に防ぐことが目的と言われています。
在宅療養支援診療所とは在宅医療を提供している患者様からの連絡を24時間体制で受けることができ、 いつでも往診・訪問看護を提供できる診療所のことです。
当院では男性更年期障害外来をしております。
【症状】
男性更年期障害の症状には、ほてりや冷え以外に、精神的にはうつ症状や不眠、体力的には筋力の衰えや体のだるさ、性的には性欲がなくなるなどが強く現れます。
神経質でまじめ、責任感や競争心が強く、几帳面またはせっかちな人は男性更年期障害を発症しやすいと言われています。
【原因】
男性更年期障害は男性ホルモン(テストステロン)の減少が引き金になっていると考えられます。
【診断と治療】
当院では質問紙表、身体検査、血液検査を行い、男性ホルモン(テストステロン)の量や前立腺に病気が無いことなどを確認した後、2~3週間に1回のテストステロン補充療法(注射)を行います。また症状に併せたご相談にお応えします。
男性更年期障害チェックリスト
□ 性欲(セックスをしたいという気持ち)の低下がありますか? □ 元気がなくなってきましたか? □ 体力あるいは持続力の低下がありますか? □ 身長が低くなりましたか? □ 「日々の愉しみ」が少なくなったと感じていますか? □ 物悲しい気分/怒りっぽいですか? □ 勃起力は弱くなりましたか? □ 最近、運動をする能力が低下したと感じていますか? □ 夕食後うたた寝をすることがありますか? □ 最近、仕事の能力が低下したと感じていますか? |
以上の10問中「はい」が3つ以上、あるいは(1)と(7)のどちらかが「はい」の場合、男性更年期障害の疑いがあります。
“動脈硬化”を発見するために、血圧脈波検査装置(オムロンコーリンBP-203RPEⅢ)を導入いたしました。
“動脈硬化”とは?
血管の壁が厚くなって弾力性が失われ、血管が劣化し狭くなってしまうことが“動脈硬化”です。日本の3大死因“がん”“脳血管疾患”“心疾患”のうち2つ脳血管疾患と心疾患はいずれも“動脈硬化”が原因です。
検査対象
糖尿病 高血圧 喫煙 高脂血症 高コレステロール血症 アルコール過剰摂取 手足の冷感・しびれ 冠動脈硬化(狭心症・心筋梗塞の恐れ) 頸動脈硬化(脳卒中の恐れ) 運動不足気味の方 睡眠時無呼吸症候群(SAS) 心臓病・脳卒中の家族歴がある方 閉塞性動脈硬化症(ASO)
検査方法
予約や検査の準備は必要ありません。
検査は簡単で血圧を測るのと同じくらい気軽に受けられ、 測定時間は約五分です。
検査後すぐに結果を説明いたします。
ご希望の方は診察時に医師にご相談くださるか、または外来窓口にお尋ねください。